オクノ動物病院

暖かくなってきました。

……ということはそろそろダニ・ノミ駆虫対策が必要です。

マダニは気温が上がってくる3月頃、ノミは4月から梅雨の時期に大量に発生し活発になります。

春先、お散歩が楽しい陽気になってきました。

ワンちゃんを庭で遊ばせてあげたり、ネコちゃんをベランダに出してあげてもとても楽しそうです。

しかし気温が急に上がる春先はマダニが、梅雨の時期に向かってはノミが爆発的に増えます。

マダニは日本中どこにもいます。また公園や山だけでなく、ご家庭の庭にもいます。

ノミも、人やよそのお家の犬・猫から知らないうちに貰ってくるケースがあります。

ダニ・ノミがいったんペットに寄生すると、ペットだけでなく人間にまで思わぬ病気や被害を引き起こします。

気がつけば家じゅうにダニとノミが……!!という事態になることもあります。

特にお年寄りや、乳幼児のいるご家庭では繁殖を絶対に防がなくてはなりません。

しかし春先から駆除薬を使えば簡単に繁殖を予防することができます。

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スポットオンタイプは飼い主さんでも手軽に投薬できるので当院ではお勧めしています。

また、飲ませるタイプの駆除薬も今年から新しいお薬が出来ました。

長毛でなかなか地肌が露出しないワンちゃん、ネコちゃんや、スポットオンを嫌がる子にオススメです。

お薬はお肉の臭いがついてありますので、おやつ感覚で簡単に飲ませることができます。

スポットオン駆除薬の使い方

�@ピペットで舌が届かないところ、ワンちゃんは肩甲骨の間、猫ちゃんは首の後ろに薬剤を垂らします。

�A薬剤を垂らした場所から皮膚の内部にある皮脂腺を通じて全身の皮毛に薬剤が行き渡ります。

！このお薬は節足動物(昆虫)にしか効果がありません。ワンちゃん、ネコちゃんが舐めても、人が手で触れても安全です。ただし投薬時に薬剤が手に付いたときは手を洗ってください。

�Bお薬の効果は約1カ月。ノミ・ダニが活発になる3月〜11月まで(神戸市の平均気温より)月1回忘れずに投薬してください。

ホームセンターやペットショップで売られているダニ・ノミ駆除薬(医薬部外品)とは違い、動物病院で獣医師に処方されるダニ・ノミ駆除薬は医薬品です。

高い効果でダニ、ノミを駆虫し、ペットの皮膚病や病気や人へのズーノーシス(人獣共通感染症)を防ぐことができます。

☆ペットに付いたマダニを発見したら必ず病院に連れてきてください。無理に取ろうとすると鋭い顎で皮膚が傷つき、化膿したり病原体に感染したりする恐れがあります。