マダニが媒介するバベシア原虫によって引き起こされる病気です。
犬の赤血球を破壊し、貧血、発熱、食欲不振、黄疸などが見られ、急性の場合は死に至ることもあります。
マダニが媒介するボレリア細菌によって引き起こされる病気です。
多発性関節炎、発熱、元気の低下、リンパ節の腫れの症状が出ることがあります。
ヘモバルトネラというリケッチア(ウィルスよりも大きく細菌より小さい病原体)が、貧血、発熱、元気消失などの症状が現れます。ノミ・ダニが媒介するといわれています。
ノミに噛まれ、唾液の成分に皮膚が過敏に反応する(アレルギー)病気です。
異常に毛が抜けたり、体をひどく引っかいたり噛んだりします。
サナダムシの卵を宿したノミを犬猫が食べてしまうことによって、体内に条虫が寄生します。
下痢やおう吐の原因になります。
マダニ・ダニ・ノミに吸血されることによって、貧血を引き起こします。
ノミ・ダニに噛まれる激しいかゆみで、イライラ怒りっぽくなったり、元気がなくなったり、睡眠不足や食欲不振になることもあります。
2011年に発見されたダニ媒介性感染症です。
SFTSに感染すると発熱、消化器症状(食欲低下、おう吐、下痢、腹痛)が起こり、頭痛や筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫張、皮下出血や下血などの出血症状なども起こします。
致死率は6.3〜30%と報告されております。
治療は対症的な方法しかなく、現在有効なワクチンや薬剤はありません。
感染経路はマダニを介したものが中心です。
マダニからペットや人に感染します。
人に感染した場合、皮膚症状、神経症状、関節炎などがみられます。
Q熱はコクシエラ・バーネッティ(Coxiella burnetii)と呼ばれる細菌が原因で発症します。
自然界ではマダニがこの細菌の保菌者になっていることがあります。
感染すると多くは無症状ですが、高熱や悪寒、疲労感や筋肉痛などを引き起こし、肺炎や肝機能障害になるケースもあります。
ノミに刺されることで起こる人獣共通感染症です。
患部を掻くことで重い皮膚病になることもあります。
ノミが寄生した猫に引っかかれたり噛まれたりすると、リンパ節が腫れて発熱や頭痛を起こすことがあります。